ラクナウが、ウズベキスタンで開催されたユネスコ総会第43回会期において、正式に「ユネスコ食文化創造都市」に認定されていたことを知った。
UNESCO enshrines Lucknow on world’s culinary map
この認定は、ラクナウで数世紀にわたり受け継がれてきたアワディー(Awadhi1)料理をはじめ、今もなお息づく食の伝統、そして包括的な文化遺産を評価するもの。
ラクナウでは、ケバブ(kebab)、ニハリ(nihari2)、ビルヤーニー(biryani)、チャート(chaat3)などが有名。
昔ながらのトゥンダイ(tunday4)ケバブは、1世紀前とほとんど変わらない調理法に忠実に従っているとされる。
折しも先日 YouTube にて、ラクナウの豊かな食文化を紹介する動画を楽しんだばかりだったので、タイムリーな話題にまるで地元っ子のように歓喜した。
脚注
*1 Awadhi(アワディー)
北インド・ウッタルプラデシュ州ラクナウ周辺で発展した宮廷料理。ビルヤーニーやケバブが代表的。
*2 nihari(ニハリ)
牛肉や羊肉を長時間煮込んで作る濃厚な肉料理。
*3 chaat(チャート)
揚げ菓子やじゃがいも、豆類にヨーグルトやチャツネを合わせたストリートフード。甘味・酸味・辛味が混ざり合うスナックとして人気。
*4 tunday(トゥンダイ)
ラクナウ発祥の「Tunday Kababi」に由来する伝統的なケバブ。代々伝わる秘伝のレシピがあるとされる。