高さ3メートル、重さ800キロの機械仕掛けのゾウ「アイラーヴァタ(Airavata)」が今月29日、カルナータカ州南部のムードビドリ(Moodbidri)にあるジャイナ教寺院「Tribhuvana Tilaka Chudamani Basadi」で公開される。
First mechanical elephant in Mangaluru region to be unveiled at 1,000-pillar Jain temple in Moodbidri on August 29
このゾウは、俳優のラビーナ・タンドン(Raveena Tandon)さんと娘のラシャ・タダニ(Rasha Thadani)さん、そして「People for the Ethical Treatment of Animals India(動物の倫理的扱いを求める人々の会、PETA India)」から寄贈されるものであると、PETA Indiaが発表した。
「アイラーヴァタ」は、本物のゾウを使役したり飼育したりしないという寺院の誓いに敬意を表して贈られたものだという。
機械のゾウを使うことで、本物のゾウは森で家族と共に平和に暮らし、鎖につながれたり、鞭で叩かれたり、ゾウにとって自然で大切なものを奪われたりする苦しみから解放されることができると、同寺院は述べている。
このゾウは、PETA Indiaが寺院に寄贈した12体目、カルナータカ州では5体目となる。
また、ゾウはジャイナ教の僧院長(mutt seer)の就任25周年の儀式(Pattabhisheka)を記念して贈られる。
除幕式では、「マンガラ・ヴァディヤム(mangala vadhiyam=吉祥の楽器による演奏、南インド伝統音楽)」の演奏が披露される予定である。