ティルヴァナンタープラムの夫婦が49ルピーのランチパック「バディ・ラッサム」を発売
Posted on 24 Aug 2025 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
自分が欲しいものが市場にないから、作っちゃうって、けっして簡単なことじゃないよね。
ティルヴァナンタープラムで、「こういうのが欲しかったんだよね」というランチパックを販売する夫婦が紹介されていた。
Thiruvananthapuram-based couple launches Badi Rasam, a ready-to-eat meal pack for ₹49
49ルピーのランチパックは「バディ・ラッサム(Badi Rasam)」。
ティルヴァナンタープラム在住の夫婦、ファイザル・スバイル(Faizal Subair)さんとアシファ・フィルドゥス(Ashifa Firdous)さんが手がける。
パックには、ケーララ産マッタ・ライス、ムングダル、ピクルス、トマトのラッサム、バディ(Badi)がセットされている。
「バディはレンズ豆で作った天日干しの団子です。私たちが使っているバディにはグラム豆(uzhunnu)を使い、炒めたネギ、青唐辛子、ニンニクを混ぜています。これはオリッサ州出身の妻のレシピなんです」アシファさんは説明する。
アシファさんはテクノパークのIBSの元従業員で、現在も同じ会社に勤めながら、ランチの需要に着目した。
「これまでも外食といっても、個人的には軽食を希望していましたが、どうしても必要以上に量が多く、お金や食べ物を無駄にしたくないという思いから、必死に完食しようとしていました。そこで、手頃な価格の軽食を自分たちで販売しようと思いついたんです。まず価格を決め、それから健康的で栄養価が高く、衛生的なメニューを考案しました」
自称「健康オタク」のファイザルさんは、ライス250グラム、ムングダル50グラム、ラッサム100ミリリットル、ピクルスとバディをそれぞれ10グラムと、内容量で十分なカロリーになるように配慮しているという。
「ただし重労働をする人には物足りないかもしれません。私のターゲットは、軽くてヘルシーな食事を好む人たちです」
ターゲット層には、旅行者、ホステル利用者、オフィスワーカー、日雇い労働者などが含まれる。
野菜ではなくムングダルを選んだのは、野菜の品質が心配だったからだと話す。
「ムングダルはタンパク質が豊富なので選びましたが、毎日パックを購入しているお客様から、たまには他の野菜が食べたいと求められています。毎日食べる人がいるとは思ってもいませんでした。自宅で料理し、特に調理器具に関しては、コーチの大手ホテルでエグゼクティブシェフを務めている義父から指導を受けています」
パックはランチタイムの消費を想定しているが、冷蔵庫で保存し、翌日の夕食に「kanji」(発酵がゆ)として楽しむこともできる。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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