DRDOが新型MBRLの飛行試験に成功

 

Posted on 16 Nov 2024 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

国防分野は地味に躍進しているな。



防衛研究開発機構(DRDO)は14日、PSQR(Provisional Staff Qualitative Requirements)検証試験の一環として、誘導式ピナーカ多連装ロケット発射機(guided Pinaka multi-barrel rocket、MBRL)システムの飛行試験に成功、導入への道が開かれたと発表した。

DRDO successfully completes flight tests of 75km guided Pinaka rocket System

これにより、ピナーカの射程距離は75キロメートル以上に伸びる。

この飛行試験は、別々の野外射撃場で3段階に分かれて実施された。

DRDOによると、一連の試験ではPSQRパラメータ、すなわち一斉射撃モードにおける複数の標的との交戦における射程距離、精度、一貫性、発射速度を評価するため、発射装置製造機関が改良した2基の稼働中のピナーカ発射装置から、12基のロケットが試験された。

インド陸軍は4つのピナーカ連隊を運用しており、さらに6つを発注中としている。
ピナーカMk1の射程距離は38キロメートルだが、射程距離を延長したモデルも開発中で、最終的には射程距離を120キロメートル、または300キロメートルに延長する計画としている。

ピナーカに加え、陸軍には5つのグラート(Grad)ロケット連隊と3つのスメルチ(Smerch)連隊がある。

ピナーカMLRSの精密攻撃型は、兵器研究開発施設(Armament Research and Development Establishment)がRCI(Research Centre Imarat)、防衛研究開発研究所(Defence Research and Development Laboratory)などと共同で設計・開発した、完全に国産の兵器システムとなっている。
弾薬の製造機関はMunitions India LimitedおよびEconomic Explosives Limitedで、ピナーカ発射装置および砲台指揮所はTata Advanced Systems LimitedおよびLarsen & Toubroが担った。

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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