インド全土から10万1羽の折り鶴を集めて平和を祈る運動

 

Posted on 27 Oct 2024 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

みんなの願いとわたしの願いは同じだな。



2歳の時に広島で被爆し、10年後の小学6年時に白血病と診断され、闘病の末に亡くなった佐々木禎子(ささき・さだこ)さんの命日にあたる25日、チェンナイの市民団体「Cuckoo Movement for Children and the Peace of Paper」を率いるティヤガ・セカール(Thiyaga Sekar)氏が、インド全土の子どもたちに呼びかけて10万1羽の折り鶴制作を始めた、という記事を見つけた。

Children across India to fold origami paper cranes in memory of Sadako Sasaki

集めた広島の平和記念公園にある「原爆の子」像に届ける予定。

セカール氏は、「チョウ、シカ、トラ、ヘビなどに姿を変える紙は、この地球上ではすべての生命体が平等であることを示す。人を差別したり分断したりもしない。人々や国家の間に憎しみが蔓延する今こそ、サダコが象徴する愛と希望のメッセージを広めることが重要だ」と話す。

セカール氏は15年以上にわたり、部族の村落や山岳地帯を含む、全国の公立学校をまわり、500種類以上の折り紙を無料で教えてきた。
同氏が2019年にタミル語と英語で出版した折り紙ハンドブック「Kaagidha Kokkugal(折り鶴)」(Thannaram Publications)は、今年の禎子さんの命日に重版が決まっている。

セカール氏はまた、「10万羽はあくまで目安であり、集める折り鶴の数に制限は設けていない」と話す。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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