気づいたらもう半年

 

Posted on 26 Jan 2024 21:00 in うつとわたし、そしてインド by Yoko Deshmukh

始まる前から、こんなことになるような予感はしていたんだよなぁ。



インドと深く関わるようになって、今年で早くも20年を迎える。
それは、インド移住の少し前に訪れた、うつとの戦いの歴史とほぼリンクしている。

このシリーズは、今まさに「顕在性うつ状態」で「全般的不安障害」という診断を受けて、微量ながら毎晩服用の薬を処方され心の病気と闘っているわたしが、不定期だが覚悟を持ってつづっている。
日によって気分の浮き沈みがあるため、つづれない日もあると思うし、その分量も変化するし時間軸も前後し、また、後日もろもろ加筆修正することも大いにあり得る。
いつも通りの「インドよもやま話」に戻る日もあると思うが、このシリーズは、いずれきちんとした形でまとめる予定である。


*****

気づいたら、前回うつの記録をここにつけてから、早くも5か月ほどもたっていた。

5か月前といえば、ちょうど、ある大きなプロジェクトに参加する機会をいただき、ありがたくも慌ただしい日々が始まったころだった。
結果として以来かれこれ半年、自己との向き合いや振り返りどころか、趣味や勉強に費やす時間も体力も気力もすべて奪われてしまうことになった。

「忙しいことはよいことだ」というフレーズもある。
わたしも一時期は、そのように思うことにして、なるべく余計なことを考えないよう努めていた。
そのように気持ちにフタをしたら、確かにうつのことを考える頻度は減ったが、毎日がただ仕事に追われて時に昼夜が逆転、精神的な余裕もなくなって友人や知人に会うこともコミュニケーションを取ることすらままならない。
一体その期間、自分がどう生きていたのかすら覚えていないほどの、灰色の日々で埋め尽くされてしまった。

それは、その案件や顧客のせいではなく、わたしの精神状態が、実質的に年中無休態勢のその業務ができるほどの強靱さを持ち合わせていなかったからだ。

わたしにとっては、またとないおもしろい、やりがいのある内容の案件ではあったのだが、このまま続けていくことは、自分にも家族にも負担が大きすぎることはもちろん、取引先にも多大な迷惑がかかってしまうことから、今年度いっぱいで契約を更新しないことにした。
案件を紹介してくれたYさんや、特に年始以来、業務が崩壊気味にもかかわらず、温かく見守ってくださっている担当者様には、感謝の気持ちでいっぱいだ。

残り期間が2か月を切ろうとする今、ようやくここ最近の気持ちを整理する余裕が生まれた。
少しずつ、人にも会えるようになってきた。
抗うつ薬は、自己判断で少しずつ用量を減らし、現在は医師処方の4分の1を服用している。
明日は、その近況について少し詳しくつづれたらと思う。

※直近1週間の気持ち: 無気力、疲労感、自信のなさ
*Current set of medications: Serlift 25

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本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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