かつては別世界だったプネーの主な交通手段

 

Posted on 01 Jun 2023 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

どこへ行くにもひどい渋滞が避けられない、現在のプネーには「移動の憂鬱」がつきまといます。



1980年代から1990年代にかけて、プネーはサイクリングが快適な街で、「サイクル・シティ(Cycle City)」などと呼ばれていたことを初めて知った。
「Pune Mirror」が教えてくれた。

Wheels of Wisdom

例えば、カントンメント(Cantonment)エリアにあたる新市街のキャンプ(Camp)からカードキー(Khadki)までは15分、デッカン(Deccan)からイェルワダ(Yerwada)、シヴァージーナガル(Shivajinagar)からピンプリ(Pimpri)までは20分、それぞれ自転車で移動できたというが、現在は慢性的な渋滞のため、自家用車でもこの2倍はゆうにかかるだろう。



キャンプからカードキー(およそ12キロ)
 


デッカンからイェルワダ(およそ8キロ)



シヴァージーナガルからピンプリ(およそ15キロ)


その後、プネー行政は無計画に道路や高架橋、橋を建設し、1990年当時は全長400キロメートルだったプネー市域の道路は、現在4,000キロメートル以上にも成長、にもかかわらずその無計画さを要因として交通渋滞が深刻化しており、経済学用語「ブライスのパラドックス(Braess Paradox)」の定義通りの現象が起こっていると指摘しているのがおもしろい。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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