アルコールのこと

 

Posted on 27 Oct 2021 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

もちろん飲む人を否定するものではありません。むしろ自らは飲まないからこそ、飲み会がもっと楽しめる気がしています。夜な夜なの晩酌で酔った父が苦手だった子供のころとは、そこが違います。



これまで、幸いにも急性アルコール中毒になったことも、アルコール依存症になったこともない。
ビールやワインなどのアルコール類は、いいことがあった時やのんびりしたい時など、週1回ほどの頻度で楽しんでいた。

しかし過去には、飲み過ぎて気づいたらトイレで寝てしまっていたり、嘔吐してしまったり、ひどい二日酔いをしてしまったり、最終列車を逃してしまったり、翌日に脱水症状で死にそうになったりしたことは何度かある。
「楽しい時」にしか飲まないようにしていたにもかかわらず、冷静に振り返っても、アルコールと楽しい思い出は、ほとんど結び付かないのである。

新型コロナウイルス感染症パンデミックをきっかけに、昨年3月から半年間、インド全土封鎖を経験したが、その際はアルコール類の販売も停止された。
つまり半年ほどまったく飲まない日々が続いたのだが、販売が解禁されて以降も、アルコールを渇望することはとうとうなく、お酒を求めて長い行列に並ぶ人々の気持ちは、残念ながらまったく分からなかった。

その後、昨年末から日本に一時的に滞在している。
事情がありクリニック通いをすることになり、処方された薬の説明に「投薬中はアルコール類の摂取はなるべく控えるように」と記載されていたことをきっかけに、すっぱりとわたしの人生から「お酒」を締め出すことにした。
ちょうど日本でも、飲食店での酒類提供が自粛されていたので、わざわざ飲みに行く機会もなかった。

今に至って「お酒を飲みたい気分になるか」と、たびたび自問しているのだが、ビールの喉越しを思い出すたびに頭痛や吐き気がしてくる始末。
誰かとの食事の時には、目の前で相手が飲んでいても、気を悪くするどころか、自分が飲みたくなることも、ましてや飲まなくても十分に、むしろかつて以上に楽しめることに気付いた。
少なくともわたしの人生には、飲酒は不要だったことを決定的に教えてくれたコロナ禍だった。

大好物のチーズに相性の合うワインなど、「味わうための飲酒」は時々楽しむかもしれないが、「酔うための飲酒」からは完全に卒業してしまったようだ。

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※10月12日付けのメール、件名「日本における新たな水際対策措置(コビシールドの取扱いほか)」


●コビシールド(Covishield)」については、10月12日午前0時以降、「バキスゼブリア(Vaxzevria)筋注/アストラゼネカ(AstraZeneca)」と同一のものとして取り扱うことが決定されました。
●ただし、本日(12日)現在、インドで発行されたワクチン接種証明書は、日本入国・帰国時の検疫措置の緩和対象ではありませんので、既にインドにおいてコビシールドの2回接種を完了し、インドで発行されたワクチン接種証明書をお持ちの方は御注意ください。今後の取扱いについては調整中ですので、今後変更がある場合には、改めて領事メールにてお知らせします。

1 10月8日、日本において新たな水際対策措置が決定され、「水際対策強化に係る新たな措置(18)」(令和3年9月27日)に基づく措置の適用に当たって、アストラゼネカから技術供与を受けてインド血清研究所が製造する「コビシールド(Covishield)」については、10月12日午前0時以降、既に日本入国時の水際防疫措置緩和の対象となっている「バキスゼブリア(Vaxzevria)筋注/アストラゼネカ(AstraZeneca)」と同一のものとして取り扱うことが決定されました。

2 ただし、本日(12日)現在、インドで発行されたワクチン接種証明書は、日本入国・帰国時の検疫措置の緩和対象ではありません。既にインドにおいてコビシールドの2回接種を完了し、インドで発行されたワクチン接種証明書をお持ちの方は御注意ください。

3 インド政府によって発行されたワクチン接種証明書の取扱いについては調整中ですので、今後変更がある場合には、改めて領事メールにてお知らせします。

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==


本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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