成田空港から周辺の宿泊施設への移動手段について注意すべきこと速報

 

Posted on 08 Dec 2020 21:00 in トラベルASKSiddhi by Yoko Deshmukh

到着後、困ってしまう外国人入国者は少なくないのではないでしょうか。



海外から日本に入国すると、空港検疫で唾液による抗原検査を受け、陰性であれば赤紙または青紙を渡されることは、先月わたしが成田空港に到着した際に記事にしたとおりである。

成田空港に到着、無事入国のご報告

この赤紙・青紙は、成田空港からその周辺のホテルまで検疫が運行しているバスに乗車する時に必要となるが、そこに「レジトラ・ビジトラ」のスタンプが押してあるとそのバスには乗せてもらえない。
このスタンプが押してある入国者については、その人を招へいする企業・団体が移動手段を手配する前提になっているためだ。

コロナ時代の外国人招へいに慣れていない企業や団体によっては、「成田空港周辺では検疫が運行する無料シャトルバスがある」ことだけを知っていて、招へいのために企業と本人両者の署名を求められる「誓約書」に、「本人の移動手段はその本人に関係する企業や団体が手配する責任がある」旨の記載(かなり分かりにくいが)があることを見落としていないだろうか。

レジデンス・トラック誓約書フォーム(PDF)

ましてやシャトルバス運転手が「レジトラ・ビジトラ」対象の外国人の乗車を拒否するなどとは、想像もできないだろう。

成田空港では検疫運行のバスが発車するバス停にも、以下の通り「なぜダメなのか」詳しい注意書きは日本語でしか記載されていないので、外国人入国者が理解できるような説明がないまま、置き去りにされて途方に暮れる外国人が多発しているに違いない。



本日入国した人が送ってくれた、検疫運行のバスが出発する乗り場の写真。
 


置いてけぼりにされるのは日本に慣れていない外国人なのに、
表記は日本語のみ...
 

そして、取り残された人々は、2週間の自主隔離先まで移動するため、やむを得ず電車や路線バスを使ってしまうのだ。
「呼びかけ」は結構だが、移動手段のない入国者へのサポートはきちんとできているのだろうか。

公共交通自粛呼びかけ4か国語で|NHK 首都圏のニュース

招へいする企業や団体によるルールの遵守はもちろん、万が一そこに滞りがあったとしても、本人の滞在先が成田空港周辺なのであれば、検疫の運行するバスの運転手にも臨機応変に対応する配慮が求められる。
この件に関して、「外国人はルールを守らない」などとの批判はお門違いである。

ただし次の話題も見つけたので、今後状況は改善していくものと期待したい。

海外からの入国者・帰国者用にホテル直行バス 16日から運用予定 _ HotelBank (ホテルバンク)

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※11月6日付けのメール、件名「
全日空(ANA)による成田発ムンバイ着臨時便の運航

●全日空(ANA)では、インド航空当局の許可を取得することを前提に、インド政府が設定したエア・バブルに基づく便として、11月28日に成田発ムンバイ行の臨時便を運航することとなりました。なお、今回は成田発ムンバイ行のみ旅客便として運航するため、ムンバイ発成田行きの旅客便の運航はしないとのことです。
●ANAによれば、同便の予約受付・販売は既に開始しているとのことです。
●今回から、航空会社のウェブサイトでの予約受付・航空券購入が可能となっています。
●なお、日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討される場合は、インドにおける感染状況を踏まえ、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。また、インド政府の外国人の入国に関するガイドラインに御留意願います。

在留邦人の皆様へ

 全日空(ANA)による成田発ムンバイ着臨時便が運航されることになりましたところ,お知らせします。なお、本件照会については、今までと同様に当館お問い合わせ先(在ムンバイ日本国総領事館、電話: (91-22)2351-7101,
email:ryoji@by.mofa.go.jp)までご連絡いただければ幸甚です。

1 全日空(ANA)では、インド航空当局の許可を取得することを前提に、インド政府が設定したエア・バブル(新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策としてインド政府が実施している国際定期旅客航空便の飛来禁止措置の例外措置)に基づく便として、11月28日に成田発ムンバイ行の臨時便を運航することとなりました。なお、今回は成田発ムンバイ行のみ旅客便として運航するため、ムンバイ発成田行きの旅客便の運航はしないとのことです。

2 ANAによれば、同便の予約受付・販売は既に開始しているとのことです。
 なお、今回から、航空会社のウェブサイトでの予約受付・航空券購入が可能となっています。
 空席状況、航空券の予約・購入方法等については、ANAウェブサイトをご確認ください。詳しくは、ANAにお問い合わせください。
(ANAウェブサイト)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/

(ANAお問い合わせ先)
ANAムンバイ支店予約担当:bomrsvn@ana.co.jp(営業時間<インド時間>:9:00-18:00)
※英語/日本語での受付となります。
※上記の臨時運航便以外についてのお問い合わせ先は以下の通りです。
電話:     (インド国内)000800-100-9274 ※24時間対応 ※通話無料
        (インド国外)+81-3-4332-6868 ※24時間対応 ※有料

3 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、インド政府よりインド到着旅客に関する情報の提出が義務付けられています。ANAによれば、インドへの航空券を予約・購入された方は、出発の48時間前までに、必ずANAムンバイ支店予約担当に渡航に際し必要な情報の連絡が必要となるため、以下のANAからのお知らせを必ずご確認ください、とのことです。
(ANAからのお知らせ:各地域への入国条件変更/インドへ渡航のお客様へ)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/notice200501/#immigration

4 日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討されている邦人の皆様におかれては、インドにおける感染状況を踏まえ、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。
(新型コロナウイルス感染症に関する皆様へのお願い:当館ホームページ)
https://www.in.emb-japan.go.jp/PDF/20200929_Coronavirus_j.pdf
また、以下のインド内務省入国管理局ホームページに、現在入国できる査証カテゴリーや査証取得手続き、事前の自己申告フォーム等の提出、入国後の自主隔離等、外国人の入国に関するインド政府のガイドラインが掲載されていますので御留意願います。
(インド内務省入国管理局ホームページ該当部分)
https://boi.gov.in/content/advisory-travel-and-visa-restrictions-related-covid-19-1

(各種情報が入手できるサイト)
インド政府広報局ホームページ
https://pib.gov.in/indexd.aspx
インド保健・家庭福祉省公式ツイッター
https://twitter.com/MoHFW_INDIA
インド入国管理局ホームページ
https://boi.gov.in/
在日インド大使館ホームページ
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/index_jp.html
外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸ホームページ:新型コロナウイルス感染症に備えて
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
=== 転載終わり ==


☆本日の1曲☆

 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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