今月はじめ、インドとパキスタンの国境地帯にあるインド側タングダール(Tanghdar)という街を通る停戦管理ライン(Line of Control)を、パキスタン側カシミールから誤って越えて入ってきてしまった少年を、インド陸軍が保護するという事件があった。
7月5日付メディアが報じた。
少年は11歳で、パキスタン領カシミールの住民であることが分かった。
保護したインド陸軍は、パキスタン側に少年の無事を知らせるホットラインメッセージを送るとともに、パキスタン陸軍の代表者に引き渡す際、新しい服やお菓子も持たせた。
思いがけずたくさんの「お土産」を携えた少年は、家族の待つ家へ嬉々として帰宅したという。
目先の利益のためではなく、強さの本当の意味を十分に理解した人だけが、最低限の国防に携わる。
インドは今もこれからも、そうした国であり続けて欲しいです。