「株式会社リゲッタ」とインドとの、運命的な出会い:前編
Posted on 11 Dec 2019 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh
Rちゃんのおかげで、とんでもなく奇跡的で幸運な引き合わせに恵まれました。将来が楽しみです。写真は同社製造体制を説明中の日吉副社長で、詳細は明日お伝えします。
今年8月、経済産業省主催〇インターンシップ生として見事、選抜されたRちゃんが10月中旬から今月中旬までの2カ月間ほど、お世話になっていたのは、とある大阪の会社で、実は個人的に並々ならぬ縁を感じていた。
しかし、純粋に本人の実力だけで勝ち取ったせっかくの機会を邪魔するようなことがあってはならないと、これまで社名の開示および、どんな運命的出会いであったのか、詳細を綴ることを自粛していたが、まもなくこのインターンシップ・プログラムも終了するので勝手に解禁とする。
その会社とは、サンダルやブーツなどを製造・販売する履き物メーカー、「株式会社リゲッタ」だ。
彼らの作る、カスタムメイド感ある唯一無二性の高いデザインと機能性、そして水溜まりや亀裂、熱など過酷なインドの路上にも耐える堅牢性を兼ね備えた商品の数々は、わたしの好みにピッタリはまって何足も買い漁り、また愛用していた。
さらに数年前にはプネーからタイを訪問した折に、バンコク店にも足を運んで、自分で購入こそしなかったのだが、タイの人々がどんな反応をしているのか気になって、しばらく売り場周辺をウロウロするなど怪しいストーカーぶりまで発揮してしまうほど好きなブランドである。
もちろん、このマッチングは第三者であるわたしなどの意図が反映される余地があるはずもなく、完全なる偶然によるもので、知らせを受けた時には心底驚き、そして大興奮した。
しかしだからと言って、変にしゃしゃり出て行ってRちゃんの生涯に一度のインターンシップを台無しにするようなことにならないよう、2カ月間は遠くからそっと見守ってきた。
Rちゃん渡日時に書いた記事
プネーからも続々渡航、経済産業省の「国際化促進インターンシップ事業」 Posted on 06 Oct 2019
そのRちゃんも、同社の創業者であり、熟練した靴職人でもある高本(たかもと)社長や、気さくなお人柄とは裏腹に、海外戦略を一手に引き受ける凄腕役員の日吉(ひよし)副社長をはじめ、温かなスタッフの皆様からの手厚いご支援のおかげであっという間に2カ月間のプログラムを消化、12月中旬の最終日まで残りわずかとなった。
そこでこの機に、先月の駆け足での慰問、名付けて「ディワーリー物資投下大作戦」以来1カ月ぶりに再び大阪へ飛び、お礼とご挨拶かたがたついに会社を訪問させていただくことにしたのである。
この「株式会社リゲッタカヌーとインドとの、運命的な出会い」はシリーズ記事として、本日より2日間ほどに分けてお届けしていきたい。
わたしの大好きなモノを作ってくださっている株式会社リゲッタ。
特にRちゃんが選ばれてからは毎日のように会社の経営陣がマメにアップされているブログ記事に目を通してきたので、同社が大切にしている理念もよく分かり、ますます大ファンとなっている。
リゲッタつくってる兄さん達の日記。
そう、先月そのCEOが初めて福岡を訪れてくれた、プネーの人工知能企業AA社の場合と同様、株式会社リゲッタについても「勝手に応援団」を結成させていただく所存である。
ちなみにプネーのAA社とは、これまた偶然にも本日付けで、コンサルタントとして正式に非常勤雇用契約を交わし、同社の一員に加えていただくことになった。
この件についても折を見て詳細を綴りたい。
明日は、訪問したわたしたちを主にご案内くださった日吉副社長のお言葉を主に引用しながら、株式会社リゲッタの素晴らしい商品を、その理念やUSPをも含めて一般のインド大衆の心に響く形で確実に伝えつつ、どのように訴求していくのが最も効果的になり得るのかを、勝手に考えてみる。
憧れの会社で憧れの方と。
冥途の土産になった。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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