福岡はファン垂涎の穴場!ナショジオ最優秀賞受賞の写真家、三井昌志さんの報告会と写真教室

 

Posted on 17 Jun 2019 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

一流のプロと膝を交えて語り合える貴重な機会が、福岡にはありました。



日経ナショナルジオグラフィックで最優秀賞やグランプリを受賞され、米ニューヨークでの個展も開催された、写真家の三井昌志(みつい・まさし)さんが、今年も福岡ので講演会と写真教室を開催してくださった。

三井昌志さん公式サイト「たびそら」のプロフィール
※いま見たらこのページのQ&Aコーナーには英語での質問と回答が用意されており、しかも質問(と回答)の一部は左側の日本語の内容と異なる。

この日は午後の写真教室から参加した。
使用機材や絞りの役割、光の使い方などを惜しみなく伝授してくださり、世界的な写真家から直に撮影のテクニックを学べる絶好の機会となっている。

と言ってもわたしにとってのメインの目的は、写真の技術を習得したいというよりも、三井さんの仕事術に関心があったのだった。
そんな、やや不純とも言える動機のわたしでも、三井さんの誰にも分かりやすく説得力のある、論理的かつ嫌味のない講義はとてもおもしろく、また随所で三井さんご自身の作品もスライドショーで挟んでくださるサービス精神にあふれた4時間は、あっという間で、ずっと耳を傾けていたいぐらいだった。

実はわたしは最近、仕事上のスランプに直面していて、人知れず苦悩の日々を過ごしている。
プロとして、業界をはじめ誰もが認める一流の仕事とは、一見華やかに見えるけれど、手を抜かずコツコツと努力と実績を積み上げることだ。
そして写真に限らず、原稿や表現、伝わりやすい話し方など、多岐にわたって万事怠りなく勉強し、手配し、準備し、練習して臨み、そして気が遠くなるような積み重ねを地道に続けていくことなのだ。
それは、講義中の三井さんの言葉にあった、「せっかく撮った写真も99%は闇に葬り去る」のように、ほとんどが日の目を見ない取捨選択の繰り返し、地味で孤独な作業でもある。
あの日、淡々と話す三井さんの背後に掲げられていたポスターの中のエベレスト山のように、どんなに高く険しい山も、その頂上を極めるためには、山の知識や山登りの技術を確実に身に着け、天候の変化に気を配りながら、自分の足で一歩ずつ進むしかない。

このほか当日の忘れられない思い出としては、まさかの写真のモデルに使っていただいたこと、自己紹介の時に緊張してうまくお話しできなかったわたしに、助け舟を出してくださり代わって皆さんに的確な解説をしてくださったこと、懇親会の席で朝の報告会の「秘蔵」写真を見せてくださったことなど。
いろいろ本当にうれしかった。

そして改めて、三井さんの貴重な作品やお話を、ぜひわが街プネーの若者やフリーランスたち、その他さまざまなプロフェッショナルや関心を持つ人たちにもぜひ、見て、聴いてもらって、この驚きと感動、気づき、反省、そして楽しみを分かち合いたいと心から願っている。
特にプネーで三井さんのワークショップを開催するという運びになったら、ムンバイーの人々も余裕でターゲットに入るので、たくさんの人たちを動員できるものと確信している。

これを実現するためにも、ムンバイーやプネー、その周辺を含めて、アートや芸術に関心の高い人、フリーランスに興味のある人や実際に活動している人たちなどに、積極的な発信を続けていくことを、わたしの使命としたい。

なお、幸運にも3年連続で参加させていただいてきて、気になっていることがある。
東京や大阪、名古屋の会は大盛況で、大きめの会議室がほぼ満席レベルに埋まっているようであるのに対し、福岡では会場が小さな老舗ネパール料理店「マイティガル」を貸し切りにしているための人数制限もあるのか、参加者がだいぶ少なめなのだ。
その点、おいしいランチを三井さんと同席でき、かなり接近した密なコミュニケーションを取れる、絶好の「穴場」となっている。

もし東京や大阪での報告会に参加したが、三井さんとの距離が遠く、話ができなかったという人は、来年は福岡に遠征してくるといい。
何と言っても、福岡では1日を終えた後の、夜の懇親会まで三井さんとご一緒できるのである。
ナショナルジオグラフィック写真賞でグランプリを受賞した写真家と、小さなテーブルを囲んでビールを片手に語り合えるなんて最高で、夢のようだ。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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