今週末、いよいよプネー史上初となる、本格的な日本イベントが開催される。
こんにちはプネー(Konnichiwa Pune)公式サイト
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「こんにちはプネー」カタログ(PDF)
第1回こんにちはプネー(Konnichiwa Pune)
日時:2018年11月17日(土)、18日(日)10時半~18時(両日とも)
場所:Tilak Maharashtra Vidyapeeth Bhavan, Gultekadi, Pune 411 037 Pune, Maharashtra, India
お問い合わせ先:info@ijbc.org/9890947107
マップ
こんな時代が来るなどとは、移住当時はもちろんのこと、ほんの数年前までは予想もしていなかった。
人口600万人の都市プネーに住んでいる日本人は、わずか150人あまり。
50名ぐらいだった十数年前と比較したら3倍ほどに増えたとはいえ、100人を超えたあたりから増減を繰り返し、数年前からは人数がさほど変化していない。
なお、プネーには製造系と情報技術系で有名どころではブリヂストン、富士通、NTTデータ、ニプロ、エンケイなどが進出しているが、アグレッシブにキャンパスリクルートに乗り出している富士通を除けば、日本企業はあまり目立たない。
相対的に少ないのは仕方ないとしても、それに輪をかけるように、わたしたち日本人は遠く離れたこの地にわざわざ来ていながら甚だしく内向きであり、他者とほとんど交流しないので、存在していることすら知られていないのではないかと思う。
一方、日本語学習者は常時2,000~3,000人もいる親日的な街プネー。
気候面でも生活面でも治安面でも住みやすく、また親日的な人材を確保しやすい中堅都市、プネー。
しかし、わが町プネーを知っている日本人は、ほとんどいないのである。
さすがにもったいなくはないだろうか。
なお、LGやサムスンなどの大規模工場がある関係で韓国人在住者は大変多く、一説には2,000人を超えているとされている。
その内訳は企業駐在員だけでなく、ビジネス目的や親子留学先として滞在している方々も相当数おり、韓国ではかなり以前からプネーは注目されてきたのだろうと推察する。
また、韓国人在住者は現地住民をはじめ、いわゆる同郷人以外にも幅広い人たちと、少なくとも日本人在住者よりは活発に交わっていることを感じる。
「こんにちはプネー」の準備段階で、在住日本人の協力どころか反応自体が薄かったので、韓国人コミュニティにも呼び掛けてみたところ、180度異なる熱意で応じてもらえ、現地で事業をしている人々を中心に協力の申し出が次々に挙がったことに驚いたと、運営側から聞いた。
このため今週末は、プネーでチェーン展開し、大きな成功を収めている韓国人経営のローカル飲食店も出店する予定だそうだ。
今回、プネーで大規模開催される初めての日本イベントということで、実行委員会は5月ごろに立ち上がっている。
シッダールタもその一員に入れてもらっていたため、以来、2日おきの晩21時半から電話会議で、そして毎週日曜日はプネー旧市街のヴァイシャリ(Vaishali)などの食堂に集まっては議論し、様々な手配をしていた。
そんな裏方の努力を、陰ながら知ることができたのは幸運だった。
現在に至るまで、先述の通り在住日本人や日本企業を含めて協力者がなかなか得られず、困難もいっぱいだっただろう。
それでも日本とプネーの距離を縮めようと、様々なリスクを冒し、膨大な時間と労力を投じ、開催に漕ぎ着けた熱意と行動力、手腕には本当に頭が下がる。
第1回ということで、至らないところも多分にあるのかもしれないが、それをただ嘲笑するのか。
多少の利益や私欲を期待していたとしても、他でもない我が祖国、日本に対して差し迫った義務も義理もないのに、人的交流を促そうと奮闘する異国インドの人々に、感謝とともに熱いエールを送り、まさに長い歴史が紡がれようとする第1歩を見守る気持ちで足を運ぶのか。
それは、あなた次第だ。
批判も指摘もツッコミも、実際に行って、見てからにしたい。
最終的には、在ムンバイ日本国総領事館や横浜市ムンバイ事務所、在ムンバイー和歌山県事務所などが協賛するに至っている。
出展者には明治などの製菓会社をはじめ、YouTubeで人気の日本人演奏家や、世界的に有名なコスプレイヤーなどが名を連ねている。
このように語るわたしも事情により現在、福岡に滞在しているので、行くことができないのが残念でならないが、せめて明日のASKSiddhi(アスクスィッディ)ではイベント予告を詳細にお伝えできればと思っている。
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