心の故郷にただいま、ブッダガヤー1泊2日滞在記

 

Posted on 11 Oct 2018 21:00 in トラベルASKSiddhi by Yoko Deshmukh

ブッダガヤーはリゾート地でもないしグルメもないけど、ひさしぶりに贅沢な時間を堪能しスッキリした気持ちです。



パトナからブッダガヤーに向かった日。
午前5時半に起床して身支度を済ませ、午前6時半にNIT(国立工科大学)ゲストハウス玄関前に、前日の晩ブラディープさんがコンタクトしておいてくださったパトナのドライバーさんが、スズキのスウィフト(Swift)で迎えに来てくれた。

出発する前にアビシェックさんに一応声を掛けようと居室をノックし、ベルも鳴らしてみたが、早朝ということもありお休み中のようだったので、そのまま表に出てきたら、少し遅れて気づいたらしいアビシェックさんが窓から顔を出して「よい旅を!」と言ってくれた。
「またプネーで!」と返してからクルマに乗り込む。
挨拶や人付き合いを大切にする、インド人のこのようなところは大好きだ。

今回機会をもらってせっかくビハール州を訪れたので、念願のブッダガヤーにも足を伸ばしたかった。
NITの方々に相談したところ、パトナからは日帰りで往復できる距離だからゲストハウスをそのまま利用してくれてよいとの、ありがたいお申し出をいただいた。
しかし片道4時間と聞いて、じっくりと腰を据えて見学するなら少なくとも1泊はすべきと判断し、やはりホテルを取ることにした。

パトナからブッダガヤーへは穴ぼこだらけの1本道しかないようで、途中まさかの踏切で大型トラックが立ち往生という現場に出くわし、そこで1時間以上にっちもさっちも動けなくなるという足止めを食らったため、往路は結局6時間近くかかってしまった。
ホテルを取っておいてよかった。

パトナからたった110キロの距離にあるブッダガヤーに片道4時間もかかるのは、ほぼ1本道の道路しかなく、しかもそれが穴ぼこだらけのためだ。
おまけにけっこうコンスタントに交通量があるので、安定したスピードで進むことができない。

このため、次回ブッダガヤーを訪れる時には、ガヤー空港まで直接来た方がいいだろうという判断になっている。
ちょっと調べてみたら、ガヤーへの直航便はインド国内であればデリー、コルカタ、ベンガルールから飛んでいるようだ。

運転手さんは控えめでほとんど会話こそないものの、割と安全運転だし、誠実で素晴らしい方だ。
ブッダガヤーからパトナ空港への復路には、遅い昼食にと雰囲気のよいダバに停車してくれた。
ご自身は食事を固辞され、我々にはゆっくりと過ごさせてくれた。

宿泊先としては、マハーボーディ寺院まで徒歩で行ける物件の中から、こちらを選んだ。


Hotel Taj Darbar Buddhagaya

※今回もいろいろ考えてANAのホテル検索を利用して予約した。これで300マイル貯まる。
 

なお「Taj」と名に冠しているが、あのタージ・グループとは縁もゆかりもない、普通の中級ホテルだ。
予約したのはデラックスルームで、バスルームの排水が悪いこと、また構造上、ホテル従業員が勝手に鍵を開けて部屋に入って来てしまう恐れがあるので、チェーンが欠かせず出かけるときには居室内に貴重品を置いておくのが不安な点を除けば、どの物件からも多くは望めないブッダガヤーでの滞在先としては、こじんまりとした居心地の良いところだった。

なおオフシーズンなのか宿泊客がほとんどおらず、ホテル内のレストランはほとんど貸し切り状態で、食事中は給仕さんたちが我々の一挙手一投足を見守っているのも、きまり悪いけど慣れてしまうものだ。

このホテルを拠点に1泊2日したブッダガヤーでは、マハーボーディ寺院を中心に周囲に点在する、タイ寺院、バングラデシュ寺院、中国寺院、そしてブータン寺院、印度山日本寺、そして日本人信者たちの寄贈で1989年に建立された高さ51メートルの大仏などを見学した。
それぞれのお国柄を色濃く表す寺院群は、何度見ても飽きない。

昨日の本欄でも記したように、ブッダガヤーでのひとときは、まるで故郷に帰ってきたような不思議な心の平安を感じられる、静かで豊かな体験だった。
特に印度山日本寺を訪れた時がちょうど夕刻の瞑想の時間と重なり、世界中から集まってきた方々とともに、爪楊枝の落ちる音も響きそうな厳粛な沈黙の中にしばし身を置くという贅沢をさせていただいた。

なおブッダガヤーには、ホテル内を含めてお酒を提供する店はほぼないが、「CCD(Cafe Coffee Days)」や「バリスタ(Barista)」などのコーヒーチェーンはあるので、適度に息抜きもできる。
また必ず戻ってくる。



印度山日本寺にて
 

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※ネットの速度が非常に遅いので、ビハール州旅行記にはプネーに戻ってから写真を追加する予定です。
 





              



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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