福岡とインドに橋を架けてくれそうなキーパーソン、福岡のイケメン・インド人クマールさん

 

Posted on 15 Jul 2017 23:00 in 海外のインド人 by Yoko Deshmukh

福岡では超有名なインド人、クマールさんと、なぜかプネーでお目にかかることができました。ゆっくりお話ができたのは、今回が初めてでしたが、時間がとても足りなかったです。



※写真はクマールさんから許可をいただいてFacebookより転載。
なぜかエレベーターの中で自撮り。
 

今週、福岡在住のインド人が、お勤め先の出張でプネーを訪れたので、お忙しい中、時間を作ってもらってシッダールタと2人で会ってきた。

この方の名前は、福岡では知る人ぞ知るダルメンドラ・クマール(Dharmendra Kumar)さん、通称ジャイ(Jay)さん。
「一生懸命にやることが、すべての基本」を座右の銘に、とにかく自らが関わるとなれば、どんなことにでも全力投球で取り組む人だ。

クマールさんは、福岡で史上初となるインド関連イベントで、今年4月で開催2年目となった「ナマステ福岡(Namaste Fukuoka)」の仕掛人であり、主宰者だ。
この丸ごとインドなイベントに、今年は一時帰国のタイミングを合わせ、少し顔を出す機会に恵まれたのだが、まだ2年目とはとても思えない根付きように心底驚いた。
会場だった天神中央公園に一歩、足を踏み入れた途端、「ああインドに帰りたい」と思えてしまうような、めくるめくインド世界だった。

ナマステ福岡2017、さっそくホームシック - ASKSiddhi

実はこの「ナマステ福岡」、昨年2016年にクマールさんが企画してから、様々な運や縁がたちどころに動き出し、たった2ヶ月で準備から開催まで漕ぎつけたのだという。
ところがその当日に熊本地震が発生、福岡でも大きな揺れを経験した。
しかしクマールさんは、「遠方から来ている人も含めて、準備してくれている人たちがいるから」と、中止せず決行した。

結果、九州で発生したものとしては未曽有の大地震に、不安でいっぱいだった人たちをも勇気づける、記憶に残るイベントになったと、わたしは後に何人もの人から聞いた。
そしてクマールさんはイベント後、すぐさまボランティアとして熊本に入り、カレーとナーンの炊き出しなどに参加した。

いかにも鍛えてる肉体と、インド人に一瞬見えない甘いマスク。
頼りがいのありそうな見た目に反し、英語はしっかり北インド訛りというギャップに萌える。
彼の日本語はまだ聞いたことがないのだが、おそらく日本語の方が完璧なのではなかろうか。

話し始めるとノンストップというところも、北インドの人らしい。
なぜなら彼の場合、日本とインド、もとい福岡とインドとの間での人的交流をもっと活発にし、本当の意味で人と人との縁を結びたいという強い思いがあり、常に様々なプランが頭の中に交錯しているのだ。
わずか2時間ちょっとでは、とても話を聴き足りなかった。
この人こそ「the person of action」だと信頼できる。

日印の学生の交流を重視している点も見逃せない。
なぜならプネーには、日本語学習者がインドで最も多いと言われていて、日本を目指す若者に事欠かないからだ。

福岡を地盤とし、またこれからもずっと福岡を離れないと言ってくれているインド人、クマールさん。
インドとの架け橋は、この人に託せば間違いないような気がする。
特にプネーと福岡を繋ぐきっかけが、クマールさんの存在によって掴めたらいいな。
 


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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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