20年前の少女たちはどこへ?ビハール州バラウニ村の「サッカーの夢」を追う
Posted on 24 Jun 2026 21:00 in アーカイブ特集 by Yoko Deshmukh
当時の少女たちが、いまも大なり小なり、スポーツに関わっていることを祈っています。
ASKSiddhiが2006年6月、「フットボールに恋して」と題して紹介したBBCの記事は、ビハール州ベグサライ県バラウニ村の少女たちがサッカーに情熱を注ぐ姿を伝える内容だった。
「フットボールに恋して」 2006.6.26(月) BBC News
記事によれば、村の少女たちは日頃から熱心に練習を重ね、州大会や国体への出場経験を持つ選手も育成。
女子チームは、BBC取材の4年前に国内チャンピオンになった実績を有し、村を「バラウニ・ケールガオン(スポーツ村)」へ改称しようという提案まで出ていたという。
あれから20年近くが経過した現在、この「スポーツ村」はどうなったのだろうか。
今回、2025年の報道を中心に「ChatGPT」先生と「Claude」先生に追跡調査をお願いしたところ、当時描かれていた「サッカーの村」というイメージは、その後も一定程度維持されてきたことがうかがえた。
2025年5月に開催された「Khelo India Youth Games 2025」では、サッカー競技の会場としてベグサライ県が選ばれた。
試合はテグラ地区のヤムナ・バガット・スタジアム(Yamuna Bhagat Stadium in Teghra)と、リファイナリー・バラウニ・スタジアム(Refinery Barauni Stadium in Begusarai)で実施された。
同時期の複数の報道では、ベグサライ県は現在、ビハール州有数のサッカー強豪地域として紹介されている。
報道によれば、同県は州大会で12回の優勝を果たしており、ビハール州のサッカー代表選手の約70%を輩出しているとも伝えられている。
また、「Khel Gaon(スポーツ村)」という呼称も現在の報道で用いられており、2006年当時に提案されていたスポーツ村構想が、少なくとも地域の象徴的なイメージとして定着していることがうかがえる。
もっとも、今回の調査では、2006年の記事に登場したマウサムさん、アヌさん、サンジーヴ・クマール氏らのその後の足跡をたどることはできなかった。
また、ASKSiddhiが当時ピックアップしたBBC記事の英語版原文についても、現時点では独立して確認することができていない。
したがって、「2006年に紹介された少女たち自身が、その後インド代表やプロ選手になった」といったことは確認できず、断定することはできない。
しかしながら、ベグサライ県が2025年になっても州内有数のサッカー拠点として認識され、全国規模の大会開催地に選ばれるまでになったことは確かなようだ。
20年前の記事は、「バラウニの少女フットボールチャンピオンは、この村とこの州を、きっと変える力となることだろう」と結ばれていた。
当時の少女たち一人ひとりの人生は分からないままではあるものの、少なくともベグサライの地では、サッカーが地域社会を結び付ける重要な存在であり続けていることは間違いなさそうである。
参考リンク:
NewKerala.com, Football ke rang, Begusarai ke sang(2025年5月14日)
The Times of India, Begusarai gears up for football matches(2025年)
Khelo India Youth Games 2025 Official Website

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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。\r\n\r\nASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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