エア・インディア、特にベルリンに注力したドイツ路線の増便を目指す
Posted on 20 Mar 2026 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh
われらがエア・インディア、積極的だね。
エア・インディア(Air India)のドイツでの運航を大幅に拡大する計画について、「airliners.de」が伝えていた。
Air India peilt mehr Deutschland-Flüge an – Berlin konkret im Visier
同社は現在、フランクフルト便に成長の可能性を見出しており、ベルリンへの進出も視野に入れている。
この拡大計画はどのように実現されるのか、そしてルフトハンザ航空はどのような役割を果たすのか。
エア・インディアの中央ヨーロッパ地域マネージャー、サチン・ヴェルマ(Sachin Verma)氏はairliners.deのインタビューで、フランクフルト発の1日3便ではドイツ市場のニーズを満たせないと述べた。
ドイツは同社にとって英国に次いで2番目に重要なヨーロッパ市場である。
「成長は必ず訪れる。問題はいつ成長するかだ(Das Wachstum wird kommen. Es ist keine Frage des Ob, sondern nur des Wann)」とヴェルマ氏は述べたが、具体的な計画については明言しなかった。
質問を受けた際、ヴェルマ氏はベルリンを将来の事業拡大候補地として挙げた。
ドイツの首都ベルリンには約5万5000人のインド人留学生がおり、ヴェルマ氏はその需要規模を「印象的」と評した。
一方、エア・インディアのネットワーク計画チームは複数のドイツの空港と緊密に連絡を取り合っている。
ドイツへの便数が実際に増加する時期は、機材開発(Flottenentwicklung)と運航上の要件によって決まる。
必要な機材は2027年から段階的に増強される見込み。
エア・インディアは年初から4年間、3週間ごとにワイドボディ機を1機ずつ受領する予定としている。
2027年後半からは、同じく5年間、5日ごとにナローボディ機を1機ずつ追加導入する。
同社は合計570機を発注済み。
主要ヨーロッパ路線については、エア・インディアは引き続きボーイング787を主力機材として使用すると同時に、エアバスA321 XLRの導入も発表、この機材により、これまでワイドボディ機では採算が合わなかった中央ヨーロッパの目的地へのインドからの直行便運航が可能になる。
エア・インディアは独ルフトハンザと提携、これは同社の欧州戦略において中心的な役割を担っている。
ヴェルマ氏によると、両社は数十年にわたり良好なコードシェア協定を結んでおり、今回の事業拡大は新たな機会を生み出している。
ルフトハンザはエア・インディアのインドにおける拡大するネットワークから恩恵を受け、エア・インディアは自社便の運航では採算が合わない欧州路線をルフトハンザのネットワークを利用して運航できるようになる。
ヴェルマ氏は、ルフトハンザとの提携を、シンガポール航空との提携と同等の戦略的重要性を持つと位置付けた。
シンガポール航空はタタ・シンガポール航空インド(Tata Singapore Airlines India)に25%出資している。
ヴェルマ氏は、これはエア・インディアがこれまで締結した最も重要な提携のひとつだと述べている。
一方、ヴェルマ氏は、欧州事業拡大の制約要因として、運航権ではなく発着枠を挙げた。
インド側の運航権は深刻な障害ではないと考えている同氏は、実際の制約は、適切な出発時刻の確保が難しい混雑した空港にあると述べている。
ヴァルマ氏はまた、ヨーロッパに焦点を当てる理由として地政学的な変化を挙げた。
つまり米国がビジネス、教育、就労ビザに対する規制を強化したことで、インド人旅行者の需要がヨーロッパへとより強く向かうようになったという。

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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。\r\n\r\nASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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