米国宛て郵便停止、デ・ミニミス免除撤廃で混乱懸念

 

Posted on 31 Aug 2025 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

サリーとかデシ(Desi)服とか、米国在住でお求めのマダームたちはいっぱいいるのに、国境が大きな障害として立ちはだかってしまうなんてひどいよね。



郵政庁(Department of Posts)は、100ドル以下の手紙、書類、贈り物を含む米国宛ての一切の郵便物の送付を停止すると発表した。

Department of Posts suspends all postal services to U.S.

同庁は22日、8月25日から米国への郵便サービスの予約と発送を停止していると明らかにした。

発表自体は、措置導入から数日を経た29日に行われた。

米国政府は8月29日をもって、すべての国からの物品に対するデ・ミニミス(De Minimis)免除を撤回した。

インド輸出組織連盟(Federation of Indian Export Organisations)のアジャイ・サハイ(Ajay Sahai)事務局長によると、Eコマースサイトなどを通じてインドから米国に輸出される物品は、主に衣料品、小型カーペット、宝石・宝飾品、健康関連製品、手工芸品、電子機器、履物などだという。

「(デ・ミニミス免除の撤廃により)今後1か月程度の混乱を予想している」と同事務局長は述べ、Eコマース事業者らはコストの見直しや米国の消費者による追加コストの負担増などを検討していると語った。

※デ・ミニミス免除とは、一定額以下(米国の場合400ドル以下)の輸入品に関税や税金を課さない制度を指す。
今回、米国政府がこの免除を撤廃したことで、低価格の商品であってもすべて関税・消費税が課されることとなる。
 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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