初の冬季北極遠征隊が出発

 

Posted on 19 Dec 2023 21:00 in インド科学技術 by Yoko Deshmukh

画像はWikipediaより、北極にあるヒマドリの位置です。



インドの研究グループが、北極への国内初となる冬季研究遠征に出発したことを知った。

Honourable Union Minister Sh Kiren Rijiju launches India’s maiden winter scientific Arctic expedition

地球科学省(Ministry of Earth Sciences、MoES)に直属する遠征隊は19日、デリーの同省本部から北極に向け出発した。
研究者らはほぼ24時間太陽光がなく、日中も氷点下(摂氏マイナス15度未満)程度の極夜に科学観測を実施する。
その目的は、北極、特にモンスーンを含む熱帯地方の天候と気候に影響を与える気候変動、宇宙天気、海氷と海洋の循環動態、生態系の適応などについての理解を深めることとしている。

インドは2008年以来、北極に「Himadri(雪山)」という名前の研究基地を設置、これまでは主に夏季(4月から10月)に科学者を派遣している。
研究グループは、国立極地および海洋研究所(National Centre for Polar and Ocean Research、NCPOR)、インド工科大学(IIT)マンディ校、プネーのインド熱帯気象研究所(Indian Institute of Tropical Meteorology)、バンガロールのラマン研究所(Raman Research Institute)の研究員で構成されている。



 

極地(北極と南極)への科学遠征は、MoES以下のPACER(Polar and Cryosphere)計画に基づき、ゴアにある国立極地海洋研究センター(National Centre for Polar and Ocean Research、NCPOR)が推進している。

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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