プネー周辺にもカバが生息か
Posted on 18 Oct 2023 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
写真はプネーの、と言いたいところだけど、上野動物園のカバさんです。と言いたいところだけど、ツノがあるからサイさんだよ、By Susieさん。
プネー周辺にもカバが生息していたらしいという記事を見つけた。
How Pune was once home to hippos that flourished in the savannah grassland
Hexaprotodon sivalensisは、インド亜大陸に生息していたとされるカバ科の生物で、現在は絶滅している。
「Punyakatha: Pune’s Story of a Million Years」の著者マンジリ・カンデカル(Manjiri Khandekar)氏によると、カバはおよそ19万年前、現在のプネー県のゴード渓谷(Ghod Valley)周辺に生息していたとみられる。
やがて水域や川などの変化にともない姿を消した。
1832年にスコットランドの外科医であり古生物学者のヒュー・ファルコナー(Hugh Falconer)が、17世紀の現ウッタル・プラデーシュ州周辺を統治していたイスラームの統治者、ムハンマド・カシム・ファリシュタ(Muhammad Qasim Firishta)が著したペルシア語の書物「Tarikh-i-Firishta」を元に、カバの化石探査への旅に出た。
当時ドアーブ(Doab)運河を担当していた技術者プロビー・トーマス・コートリー(Proby Thomas Cautley)とともにシワリク(Siwalik)丘陵地帯(現ヒマーチャル・プラデーシュ州)周辺で発掘調査を行い、カバやゾウ、キリン、リクガメなどの種の化石を大量に発見し、当時の学術誌に発表した。
その出版から2~3年以内に、ファルコナーはナルマダ渓谷(Narmada Valley)周辺でさらに多くのカバ科動物の化石を発掘した。
後世になり、マハーラーシュトラ州ゴダヴァーリー(Godavari)盆地でもカバの化石が古生物学者によって記録されている。
デッカン・カレッジ(Deccan College)の研究者らが調査を続けた結果、プネーから75キロメートルほどの地点を流れるゴドナディ(Ghodnadi)川浅瀬の砂層で発見された化石をもとに、2万年ほど前まで周辺でカバが生息していたことが分かったという。
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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
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