これまで食用にも広く使われてきたパーム油が、バイオディーゼル向けにより多く振り向けられる可能性があることを、「Business Standard」紙の記事「India eyes new palm oil sources as Indonesia, Malaysia raise biofuel blends」で知った。
インドネシアとマレーシアの両国が、バイオディーゼルの混合率引き上げを進めている。
これにより、パーム油が食用よりも燃料向けに多く振り向けられる可能性がある中、世界有数の食用油消費国であるインドは、食料安全保障を確保するため、新たな調達先の模索を始めている。
その候補のひとつとして浮上しているのが、南米のコロンビアだ。
インドにとって、パーム油の調達先を多様化するための有力な相手国となる可能性がある。
油糧種子加工業者や精製業者の業界団体であるインド溶剤抽出業者協会(Solvent Extractors’ Association of India、SEA)のハイレベル代表団は、2027年初めにコロンビアを訪問し、パーム油の調達や貿易、協力に向けた新たな可能性を探る予定だ。
公式声明によると、「SEAとコロンビア全国アブラヤシ生産者連盟(National Federation of Oil Palm Growers、Fedepalma)の間で、覚書(Memorandum of Understanding、MoU)が近く締結される見通しであり、パーム油分野におけるインドとコロンビアの協力に新たな章を開くことになる」という。
今回の訪問とMoU締結の可能性は、ムンバイーで閉幕したばかりの第29回Globoilの会場で、SEAとコロンビア代表団がハイレベル協議を行ったことを受けたものだ。
SEAの声明によると、コロンビアは世界第4位、ラテンアメリカでは最大のパーム油生産国で、年間生産量は約200万トンに上る。
インドはこれまでも、コロンビアから平均して年間約20万トンのパーム油を購入してきたが、輸入をさらに拡大する余地がある。

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