臓器提供の意思もオンラインで楽々表明:カルナータカ州

 

Posted on 19 Jan 2018 22:00 in インド科学技術 by Yoko Deshmukh

調べてみたら、日本でも「日本臓器移植ネットワーク」からオンラインで登録できることが分かりました。



わたしという人間は、つくづく放っておくと何もしない怠け者だ。
できることなら、暇さえあれば空中に浮遊していたい。
当然、根っからの片づけ下手で、実は日本から戻ってきて1週間、まだスーツケースを開けていない。

そして日本で運転免許証を更新するたびに、臓器提供の意思表示を裏面に貼り付けておかなければ、と思っているのに、つい忘れてしまう。

ところが「The Times of India」電子版によれば、カルナータカ州では、臓器提供の意思をオンライン上で表明できる仕組みが導入されるようになった。
これなら、気づいたときにさっと登録できて、わたしのような者には特に便利だ。

Organ transplant waiting list to go online with real-time updates - The Times of India

この仕組みが導入されれば、臓器移植を待つ患者のもとへ、臓器が届くスピードと効率が高まることが期待できる。

カルナータカ州で臓器提供者と患者とを繋ぐ団体「Jeevasarthakathe」では、臓器提供の意思を表明でき、また提供される臓器を受け取る待機リストに登録できるウェブサイトを立ち上げると発表している。
現在登録している3,000人以上の患者はこのウェブサイトをチェックするだけで、自分の必要とする臓器が入手できることを、病院にコンタクトを取る必要なく、透明に把握できるようになるとしている。

タミル・ナードゥ州ではすでに運用されており、今後インド国内で広がっていくのかもしれない。





    



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments