マヘーシュ・ザガデ(Mahesh Zagade)マハーラシュトラ州交通長官は先月末、(後方のドライバーにクラクションを使用するよう促すために掲示されている)大型トラックや商用車後部の「Horn OK Please」表記が、「不必要なクラクション使用を助長し、騒音の発生源となっているだけでなく、道路交通上の安全に支障をきたしている」として、禁止する通達を出した。
各種メディアが報じた。
これを受けて、「全インド自動車交通評議会(All India Motor Transport Congress)」では、「道幅が狭い箇所であれば、追い越し時に後ろからクラクションを鳴らして知らせることは安全上有利と言えるが、片側2車線、3車線の広い道路では、パッシング等のクラクション以外の手段で知らせることができる」として、おおむね賛成の意見を表明している。
通達によれば車両後部に掲げる「Horn OK Please」という表記は、他の車両や歩行者に対する表記は車両の前面および側面に取り付けることを定める、「マハーラシュトラ州自動車規則(Maharashtra Motor Vehicle Rules)」第134条 (1) の違反であるとしている。
今回の通達により、同州内では5月はじめから全車両を対象とした検問を実施しており、違反者には最大500ルピーの罰金を課している。
騒音公害撲滅を目指した活動グループは、「これで騒音が緩和される」として歓迎している。