扉をくぐるとそこはマレーシア、チェンナイの「Nasi Kandar Pelita」

 

Posted on 25 Jan 2020 21:00 in ASKSiddhi独断うまい店 by Yoko Deshmukh

まったく予想外の遭遇でした。次は大好きな「Roti Susu」を特注してみようかな。



チェンナイに到着し、記念すべき1食目をどこで取るのか。
ホテル近くで気になるところを、いろいろ探した。



Amma Chettinadu Restaurant
 


Buhari Hotel
 

ただ、昼食を取ったのが遅い時間だったので、がっつりミールス系は敬遠したかった。
そこでたまたま見つけた、こちらの「東南アジア系」を謳う食堂に興味を引かれ、探訪することにした。

Nasi Kandar Pelita Halal Malaysian Cuisine
No. 16, 17 & 18, Appaswamy Towers, Sir Thyagaraya Road, T Nagar, Chennai, Tamil Nadu 600017
044 2433 5759



 

なんとこちら「東南アジア系」どころか、ガチにクアラルンプールに本店のある本場マレーシア料理店だった。
偶然の遭遇に心を躍らせ、駆け付けたわけである。



メニューは完全マレーシア世界。
あの国民的スポーツ飲料、「100 PLUS」も。



「アイスカチャン」だってある。
 


チェンナイは唯一の海外店なのか。
 


ビーフン・ゴレンは炭火焼のジューシーな鶏肉がたっぷり入って絶品。
 


サーディン・ムルタバもあり。
マレーシアで食べた味そのままだ。
 

マレーシアやシンガポールにタミル料理店があるのは分かるが、チェンナイに本場チェーンのマレーシア料理店があるのは、マレーシア人在住者が多いということなのだろうか。
たしかにこの日、客のほとんどはインド人だったものの、隣のテーブルではマレーシア人一家と思しき人々が食事していた。
ちなみにチェンナイには、マレーシア総領事館もある。

普通のサウスインディアンとかビルヤーニー、北インド料理も提供している。
もちろん使っているのはハラールミートなので、テイクアウトを含めて地元チェンナイの方々と見られるイスラーム教徒のお客さんも多く、とにかく店内はとても活気があった。

なお、マレーシア語でNasi = rice、Kandar = sabji、Pelita = diya、と給仕のおやっさんは教えてくれたが、福岡のAyumiしゃんが教えてくれた情報によると、どうやら「Kandar」の本当の意味は異なるようだ。
恐らく、この「Kandar」で売られているものがサブジっぽいこともあり、だいぶ意訳して伝えてくれたのだろう(確かに説明に苦労している様子でもあった)。

※コンデンスミルクのかかった甘くておいしい「Roti Susu」、この店では「Roti Boom」という名前で裏メニュー登録されているようだ。
給仕のおやっさんはとても愛想がよく、マレー語にも若干通じているようで、(「Roti Susu」などとツウぶった注文をしたわたしに)「君はマレーシア人か」などとツッコミを入れてくれた。

マレーシア本場の味を、現地よりも安めで楽しめる、幸運な出会いとなった。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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