チェンナイに到着し、記念すべき1食目をどこで取るのか。
ホテル近くで気になるところを、いろいろ探した。
Amma Chettinadu Restaurant
Buhari Hotel
ただ、昼食を取ったのが遅い時間だったので、がっつりミールス系は敬遠したかった。
そこでたまたま見つけた、こちらの「東南アジア系」を謳う食堂に興味を引かれ、探訪することにした。
Nasi Kandar Pelita Halal Malaysian Cuisine
No. 16, 17 & 18, Appaswamy Towers, Sir Thyagaraya Road, T Nagar, Chennai, Tamil Nadu 600017
044 2433 5759
なんとこちら「東南アジア系」どころか、ガチにクアラルンプールに本店のある本場マレーシア料理店だった。
偶然の遭遇に心を躍らせ、駆け付けたわけである。

メニューは完全マレーシア世界。
あの国民的スポーツ飲料、「100 PLUS」も。

「アイスカチャン」だってある。

チェンナイは唯一の海外店なのか。

ビーフン・ゴレンは炭火焼のジューシーな鶏肉がたっぷり入って絶品。

サーディン・ムルタバもあり。
マレーシアで食べた味そのままだ。
マレーシアやシンガポールにタミル料理店があるのは分かるが、チェンナイに本場チェーンのマレーシア料理店があるのは、マレーシア人在住者が多いということなのだろうか。
たしかにこの日、客のほとんどはインド人だったものの、隣のテーブルではマレーシア人一家と思しき人々が食事していた。
ちなみにチェンナイには、マレーシア総領事館もある。
普通のサウスインディアンとかビルヤーニー、北インド料理も提供している。
もちろん使っているのはハラールミートなので、テイクアウトを含めて地元チェンナイの方々と見られるイスラーム教徒のお客さんも多く、とにかく店内はとても活気があった。
なお、マレーシア語でNasi = rice、Kandar = sabji、Pelita = diya、と給仕のおやっさんは教えてくれたが、福岡のAyumiしゃんが教えてくれた情報によると、どうやら「Kandar」の本当の意味は異なるようだ。
恐らく、この「Kandar」で売られているものがサブジっぽいこともあり、だいぶ意訳して伝えてくれたのだろう(確かに説明に苦労している様子でもあった)。
※コンデンスミルクのかかった甘くておいしい「Roti Susu」、この店では「Roti Boom」という名前で裏メニュー登録されているようだ。
給仕のおやっさんはとても愛想がよく、マレー語にも若干通じているようで、(「Roti Susu」などとツウぶった注文をしたわたしに)「君はマレーシア人か」などとツッコミを入れてくれた。
マレーシア本場の味を、現地よりも安めで楽しめる、幸運な出会いとなった。
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