※大学っぽい建物として自分のGoogle Photoで検索したら出てきた。
リスボンの闘牛場（Campo Pequeno）。北アフリカの建築様式を色濃く受け継ぐ。
 

ビハール州で、貧しい家庭環境にありながら類まれなる才能を発揮する学生を集めて、世界最高峰の技術系教育機関として名高いインド工科大学（Indian Institute of Technology：IIT）への合格を目指して猛特訓しているアナンド・クマール（Anand Kumar）さん。
同氏が運営する特別塾「スーパー30（Super 30）」に在籍している優秀な学生を、東京大学が近年スカウトしていることはご存知だろうか。

NDTV電子版が伝えた。

Tokyo University To Give More 'Super 30' Students Chance For Higher Studies - NDTV

記事によればこれまで「スーパー30」から2名の学生が東京大学に留学しており、今年はさらに人数を増やす予定としている。

2016年には、ビハール州内で学ぶ中学生と高校生のうち、「スーパー30」が選んだ5名を日本に派遣、大学や技術機関、学校、研究所を見学した。

「スーパー30」では毎年、厳しい選抜を勝ち抜いた30人の学生を寮に集め、授業料も衣食住も無料で、IIT合格のために猛特訓する。
2002年の設立以来、400名を超える学生をIITに送り込み、文字通りその数だけの人生を変えてきた。

ちなみに2017年の「スーパー30」は、見事30名全員IIT合格を勝ち取った。

JEE Advanced 2017 Results: 100% Success For Anand Kumar's Super-30, All 30 Students Qualify - NDTV

この話題について準備していた時、日本側での何らかの報道があるか調べてみたが、目立ったものは見つからず、代わりに以下のページを見つけた。

在デリー東京大学インド事務所

このページのトップページに「プネー」の文字が躍っていたので写真をクリックしてみると、知っている顔がちらほらあったので、ちょっとうれしくなった。

在デリー東京大学インド事務所より「2017.9.21 9月1日 プネ滞在中の日本人学生との懇親会に参加し、意見交換と激励を行いました。」（PDF）