インドが誇る世界最強のボクサー、メアリー・コム（MC Mary Kom）さんが、歴史に名を遺す偉業まであと一歩のところに進んでいることを、「NDTV Sports」が伝えている。

Women's Boxing World Championships: India's Mary Kom Enters Final, Lovlina Borgohain Takes Home The Bronze Medal - NDTV Sports

22日、デリーで開催中の「AIBA女子世界選手権（Women's World Championships）」のライトフライ（48キロ）級の準決勝で北朝鮮のキム・ヒャンミ（Kim Hyang Mi）を下して決勝に進出、歴史的な6個目の金メダル獲得まであと1歩のところに近づいた。
全会一致の判定勝ちでキム選手に勝利したメアリー・コムは、24日土曜日に予定されている決勝戦でウクライナのハンナ・オホータ（Hanna Okhota）と対戦する。

35歳になるメアリー・コムは2001年に世界選手権大会に初出場して銀メダルを獲得して以来、2002年、2005年、2006年、2008年、2010年にそれぞれ開催された世界選手権で金メダルを合計5個獲得、同じく過去に5回の優勝歴を誇るアイルランドのケイティ・テイラー（Katie Taylor）と金メダルの獲得数で並んでいる。

すなわちメアリー・コムが今回ハンナ選手を破ると、金メダル獲得数は6個となり、世界最多記録を樹立することになる。
なお、メアリー・コムが決勝戦に進出するのは、今回で7度目だ。

一方、世界選手権にはインドからはロブリーナ・ボルゴハイン（Lovlina Borgohain）もウェルター（69キロ）級に出場、準決勝で台湾のチェン・ニエンチン（Chen Nien-Chin）に破れ、銅メダルを獲得している。

決勝戦の対戦相手であるハンナ・オホータ選手とは、メアリー・コムは過去にポーランド大会で対戦し、破ったことがある。

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